認定看護管理者認定審査という試験

副会長 佐藤美子(福島県立医科大学看護学部)


 さて、今月から「認定看護管理者役員のつぶやき」という新たなページが始まりました。毎月、理事や地区ブロック役員が交代で、看護管理に関する本音や地域の様子など、つれづれなるままに近況をお伝えするコーナーです。少しでも認定看護管理者の取り組みや想いがお届けできればと思います。まず、1番バッターを務めさせていただくのは、副会長として早5年となります佐藤美子です。よろしくお願いします。

 新年度を迎え、5月となり、ホッと一息のゴールデンウィークもとうとう終わってしまいました。その後に控えるのは、認定看護管理者認定審査です。今頃、頭を抱えてマネジメントの勉強に励む看護管理者が、たぶん全国に400名ほどいらっしゃると思います。泣いても笑っても5月20日に第18回認定看護管理者認定審査が行われます。今年は、全国で総数2000名を突破することとなります。認定審査については、すでに認定看護管理者資格を持つ1900名強の方はただ懐かしく、今年目指す400名の方はどきどきで、これからセカンド・サードレベルと受講の方は、羨望のまなざしと言ったところでしょうか。かくいう私は、第9回の審査を受け、受験生は90名前後だったと思います(拙い記憶ですので、間違いがありましたら申し訳ありません)。当時は、試験日程も3日間で、1日目が筆記試験、2日目か3日目のどちらかに口頭試問がありました。1受験生に3名の審査員が30~40分の間、面接を行います。そして、看護管理者としての現状や課題、今後の展望についてプレゼンを行い、矢継ぎ早(その時は、緊張のあまり何がなんだかでしたが・・・)の質問に冷や汗をかくという具合でした。現在は、筆記試験として、マークシート方式や状況設定による問題などが40題ほどと、論述問題が出題されるようです。当時と比べるとサードレベル教育課程機関も14施設と増加しました。ところが、昨年は、7割ほどの合格率と低下傾向が見られています。そのため、今年受験の皆さんの焦りは大きいものと思われます。しかし、サードレベルまで管理を学んだ、あるいは大学院を修了した、そして看護管理者のトップを極めた方なら、怯まず挑戦してください。その挑戦する姿にスタッフは、自らの将来や看護の未来を感じるのだと思います。エイ・エイ・オーです!

 さて、福島県で看護に関わる仕事をしている人間としては、震災後の状況についても触れなくてはならないと思っています。しかし、長くなりましたので、それは、次回に。

2014年5月8日


 

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