■私の「はじめて」

北海道・東北ブロック 役員仁木恵美子

私はこの度、39年勤務した市立札幌病院を定年退職いたしました。振り返ればあっという間に時が過ぎたように思いますが、公私共に楽しかったこと、嬉しかったこと、辛かったこと、悲しかったこと等々、びっしりと詰まった39年であったと思います。多くの方々との出会いと別れを経験し、年を重ねて参りました。
 今回は、「はじめて」をテーマに、これまで私が経験したことがなかったことをつぶやいてみようと思います。
 「はじめて」職場が変わりました。学生時代から実習もしていた前職場から、ご縁があり現職場に就職いたしました。人や建物の違いは勿論、組織運営をはじめ、勤務時間などの就業規則の違いを受止めながら、年相応に順応している毎日です。新採用看護職員達は、人を含めた環境に慣れること、一生懸命に仕事を覚えること等、緊張の連続であることを実感しました。
 通勤経路が違うことで、「はじめて」見る街の風景があります。同じ札幌市内とは思えないことも多々あり、とても新鮮です。5月に入り一気に新緑が増えてきました。この先1年の風景の変化を楽しみにしようと思います。この1ヶ月色々な「はじめて」を経験し、改めて、固定概念に捉われず、ゼロベースで考える大切さを噛み締めております。
 ある記載記事に目が止まりました。人が働く上で感じる6つの価値観として紹介されていました。『定年前と定年後の仕事の価値観の差』によれば、定年前と定年後で仕事の価値観は激変する。定年前の人は、効率よく対価が得られるとか、安定した職に就くとか、自身が望んだ生活ができるといった①『生活との調和』と高い収入を得るとか、昇進できるといった②『高い収入や栄誉』が重視されている。一方で定年後の人は、仕事で自身の責任を果たすとか、人の役に立てるとか、社会の役に立つといった③『他者への貢献』や、人と交流する機会があるとか、新しいことを発見・発展させるといった④『仕事からの体験』また能力を生かせる仕事をするとか、自分自身の専門性を高めるといった⑤『能力の発揮・向上』そして一生懸命に体を動かすとか、身体を使って活動するといった⑥『身体を動かすこと』を重視するように変化するのだと報告されていました。正直、まだ定年前後の価値観に変化は実感できませんが、年齢を重ねながら仕事をすることを肝に銘じ、職務を遂行していこうと考えております。これから経験する「はじめて」を楽しみに、心身を労わりながら前進していきたいと思います。

現職場で「はじめて」撮影した八重桜

2022年5月17日


 

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