■ "銀モクセイ"の思い出

財務理事澤邉 綾子

" 金" モクセイではなく、" 銀"モクセイをご存じですか。
 金モクセイはどこから漂ってくるのだろうと探したくなるくらい強い香りを放ち、存在感を示します。銀モクセイは淡い香りで、そばに寄らないと咲いていることすらわからないくらい謙虚に咲いているのです。でも、意識して町を歩くと以外に銀モクセイはあるのです。


銀モクセイの思い出は看護学校の卒業時にいただいた1メートル足らずのかぼそい苗木からです。「さざんか」だと言われたのですが、何年たっても咲きません。「この樹、何なのだろう?」と思いながらも忘れかけた20年後に母から「あの樹は、銀モクセイだったよ。近くに金モクセイも咲いているから、金銀そろって縁起がいいわ」と誇らしげに電話がかかってきました。生で咲いている花を見たいのですが、タイミングよく実家に帰れない今は妹が写真ってくれます。そんな思い出を共有させてください。


ちなみに、植物学の分類上、金モクセイは銀モクセイの変種だそうで、ほかに淡黄色の花を咲かせる「ウスギモクセイ(薄黄木犀)」などもあるそうです。

金モクセイ銀モクセイ

2022年10月11日


 

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