■看護(育成)は続くよ どこまでも・・・

財務理事 鈴木久美子

(JA愛知厚生連 安城更生病院)

 12月に入り町は、クリスマスに向かってイルミネーションが輝き、ウキウキしてきます。病院内も各部署忘年会で今年度新入職員による一芸が披露される部署が多く、17時以降の会議室は練習のために予約でいっぱいです。新入職員にとって病棟行事への参加は、4月以降「居場所」づくりに努力を重ねこの年末忘年会で確信を持ち、あと少しで「先輩」となる心の準備が始まるように思います。    各部署の看護に目を向けると、年度末に向かって看護要員としては厳しくなりますが、新入職員の夜勤も始まり看護の質を最も充実させていく時期と言えます。先輩看護師と新入職員双方の努力もあり、この間の新入職員の成長っぷりは感心するばかりです。毎年「今の新人は・・・」と繰り返し聞く言葉ではありますが、それでも新人を含め「人を育てる」ことを繰り返し、継続的に行うことによって、看護実践力としては最も充実してくるこの時期に、各部署年間目標をやりきっていく努力をすることで、より良い看護ケアに繋がっていくことを実感しています。
 認定看護管理者としては次年度初回の更新ですが看護部長2年目となる今、地域連携を視野に入れた急性期病院看護部としての方向性を意思決定しなければならない時期です。
看護管理者の育成を意図的な場として看護課長会議があります。看護部における決定機関です。意思決定という場面で心がけていることは「声に出して話をする」です。会議でも茶話会でも他職種間でも話をすることによって、自分の考えていたことがはっきりして方向性も見えてきます。看護管理者の育成も、コミュニケーションから居場所づくりでしょうか・・  看護管理室から「24時間365日いつでも、どこまでも続く看護」を担っているスタッフの素晴らしさを見守ることができ、また一緒に看護できることに誇りと幸せを感じている今日この頃です。



2014年12月09日


 

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