■「ふくしま認定看護管理者ネットワークの会」キックオフ!!

公益社団法人福島県看護協会 北原和子 

私が現在所属しています公益社団法人福島県看護協会では、平成26年から3年ごとに認定看護管理者サードレベル教育課程を開講しました。県内の教育機関でサードレベル研修が開始されたこともあって、福島県内の認定看護管理者は2月現在で45名の登録者数になりました。これは東北6県の中では、1番多い県となります。

このような中、私を含め5人の世話人の協力を得て「福島県内の保健医療福祉施設の看護管理者の交流・連携を強化し、看護管理活動の支援により看護管理の質の向上を図る」の目的を掲げ、「ふくしま認定看護管理者ネットワークの会」を企画しました。めでたく平成29年2月18日(土)「ふくしま認定看護管理者ネットワークの会の懇談会」と称して、キックオフを行うことができましたことを報告いたします。

この会は、講演会と懇談会のプログラム構成で行い、講演会講師としては、大原綜合病院の佐藤エキ子特任副院長、また、公益社団法人福島県看護協会の高橋京子(認定看護管理者)会長の出席をいただき、24名の認定看護管理者が一堂に集まりました。佐藤エキ子先生の講演では、「福島県内の認定看護管理者に期待すること」のテーマで、改めて、認定看護管理者の役割、リーダーシップの発揮について、ネットワークの構築と発展、福島県ならではのネットワークの意義等についての講話でした。この講演は、「ふくしま認定看護管理者ネットワークの会」の構築・発展に向けて多くの示唆をいただき、認定看護管理者として自身の仕事について振り返る機会になりました。また、懇談会では、認定看護管理者の資格を取得後、自身の意識や仕事の仕方で変わったこと、サードレベル研修で他施設の実習を通して交渉術等大きな学びになったこと、認定看護管理者の役割を認識できたとき、2年ごとの診療報酬改定の理解に苦慮していることなどについて、情報交換ができました。私が参加したグループでは、「産後ケア事業」の展開や、認定看護師の育成・活用、同じ病院系列への「出前研修」プログラムの作成実施など精精力的な活躍に感動したり、「具体的に教えてほしい」などの話題で盛り上がりました。その他、病院のことを考えて仕事をするようになったなど、あちこちから笑いが飛び交いながら、頼もしく、看護管理者の力強いパワーが感じ取れる、あっという間の懇親会になりました。

今後は、「ふくしま認定看護管理者ネットワークの会」の皆様とともにネットワークを通じて、認定看護管理者の役割を意識しつつ、目的を実現し実りのある活動を進めていきたいと考えています。どうぞご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。


 

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