■みえるとか みえないとか “ちがいをかんがえるえほん”

財務理事 澤邉綾子(新百合ヶ丘総合病院)

「みえるとか みえないとか」 作:ヨシタケシンスケ 伊藤亜紗

 つぶやく前に
 今回の西日本豪雨で被害に合われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
その後は猛暑が続き、復興も大変なことだと思っております。このような中、何をつぶやこうかなと思っておりましたが、少しでも前に進む元気が出るきっかけになればと願って今回も本の紹介をします。

みえるとか みえないとか

 この本は、『目の見えない人は世界をどう見ているのか』をきっかけに、ヨシタケシンスケさんがストーリーを考え、作者の伊藤亜紗さんに相談しながら作った絵本だそうです。違いを考える絵本として、子育て世代の方や教育の現場で話題になっている1冊だとFBでつぶやかれていました。私も早速、本屋さんに行って購入してきましたので、紹介します。

 宇宙飛行士の少年がいろんな星に行って、自分の星では当たり前のことが違っていたという体験をしたことから、始まります。見えない人は、世界の感じ方が違うことを伝えています。あとは読んでくださいね。

 新人も3か月が過ぎ、だんだんと個性が表れてきたようです。同じように指導しても吸収が早かったり、遅かったり、指導者の悩みも尽きることは無いようです。そんな指導者たちに期待したいことは、新人が同じように前に進めなくてもその個性をいかし、お互いに違いを認め合えるようなチームづくりをしてほしいのです。難しいような気もしますが、実は簡単なことかもしれません。そんなことを気づかせる1冊でした。


 

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