■母校の載帽式に参加して

常務理事呉竹 礼子

 先日、母校である大津赤十字看護専門学校の載帽式に出席してきました。久しぶりの載帽式はおごそかで、とても神聖な思いにしたることができました。
1年生の看護学生1人ひとりが名前を呼ばれ、学校の先生方にナースキャップを載せてもらい、先輩からは、ナイチンゲールの愛の灯火をいただいておりました。そして、愛の灯火をいただいた直後に先輩からは、「この愛の灯火をいつまでもともし続けてください」とひとことのメッセージを全員がいただいていました。

 載帽式を終えてナースキャップを載せた学生は、ひとまわり大きくなったように感じました。これからつづく教育をしっかりと受けて、立派な看護師になっていただきたいと心から思いました。

 私自身は約40年も前に経験はしておりますが、あらためて新鮮な思いにさせていただきました。自分が看護学生の時は・・・・といろいろと思い起こしておりました。

ナイチンゲール誓詞を看護学生全員で朗唱されました。これまた懐かしい思いで聞かせていただきました。ナイチンゲール誓詞のひとつひとつの言葉から、看護は永遠に変わらないと確信しました。

ナイチンゲール誓詞

ナイチンゲール誓詞

われはここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わんーーー
わが生涯を清く過ごし、わが任務を忠実に尽くさんことを。
われはすべて毒あるもの、害あるものを絶ち、
悪しき薬を用いることなく、また知りつつこれをすすめざるべし。
われはわが力の限りわが任務の標準を高くせんことを努むべし。
わが任務にあたりて、取り扱える人々の私事のすべて、
わが知り得たる一家の内事のすべて、われは人に洩らさざるべし。
われは心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん。


 

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