■日常生活のありがたさを実感

北海道・東北ブロック仁木恵美子

今年度から北海道・東北ブロックを担当いたします、札幌市在住の仁木です。皆様よろしくお願いいたします。
 4月の「役員のつぶやき」を記載するにあたり、当初は、昨年他界した母の看取りについてつぶやいてみようと考えていました。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大が世界規模で続いている状況の中、普通の日常生活を送れることのありがたさを実感しております。そこで今回は、3月末から4月の日常を振り返ってみようと思います。
 北海道では雪解けが進み、道路の所々に雪が残っていますが、雪の間からクロッカスが顔を出します。水仙やチューリップが一斉に咲き出し、下旬には桜と梅がほぼ同時に咲き出します。本州から桜の便りが聞こえ出すと、淡い色をした桜を心待ちにします。
 丁度1年前の4月、我が家は、鹿児島に嫁ぐ娘の和装の前撮りのため京都嵐山を訪れていました。京都では珍しく、嵐山が白くなるほど雪が降り、とても寒い日でした。渡月橋と桜を背景に写真撮影です。観光客、特に海外の方々が多く訪れており、人通りが少なくなるのを待ちながらの撮影は時間がかかりました。中には「ワァーオ」と言いながらシャッターを切り、なかなかその場を離れない方もおりました。今年は、観光客が少なく、撮影はスムーズかもしれませんね。
 例年この時期は、プロ野球のオープン戦に仕事終わりに通い、元気をもらっていましたが、残念ながら今年はお預けです。送別会もすべて中止となり感謝の伝え方も変えなければならない状況となりました。意識したこともなかった、ショッピングや映画鑑賞も自粛、研修会・講演会などもすべて中止となりました。当ブロックでは、昨年から5月に研修会を予定し、準備を進めていましたが、早々に中止を決断いたしました。感染を拡大させないことが最優先です。
 日本のみならず、世界で「そんなこともあったね」と言える日が一日でも早く訪れることを願い、2020年度をスタートさせたいと思います。

2020年4月1日


 

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