■ストレスとつきあう

常務理事坂本美佳子

 皆様、秋の風が心地よい今日この頃いかがお過ごしでしょうか。新型コロナウイルス感染症対策に追われ気の抜けない毎日ですよね。当院でも、COVIT-19相談窓口の設置やECMO勉強会の実施など院内の医療体制整備に奔走し、また県内の感染症患者の情報共有やその対応など忙しい日々を過ごしています。
 今年度は、コロナ禍における状況の変化に柔軟に対応することが求められています。そこで、歓送迎会、交流会、研修会など、人が多く集まる事を全てやめる決断をしました。看護職員の精神的・身体的負担が大きくなり、ストレスの対処が難しい状態が続いています。新しく就職したスタッフたちが、いまの状況をどう考えているか、どんなストレスと戦っているか、細やかな心配りと声かけが重要になってくると思っています。
 先日、附属の看護専門学校で「ストレスマネジメント」の授業をしました。まずは自分のストレスの徴候に自分自身で気づくことが大切で、その次に対処法を考え、バランスのとれた状態にすることが重要であることを話しました。
 私は、GOTOトラベルキャンペーンが始まっても、旅行に行く気にもなれず、気分転換ができていません。私自身も心身ともに健康な状態で仕事を続けるために、上手にストレスとつきあい、マネジメントしていくことを心がけていこうと思っています。
 病院のそばに、「せせらぎ小道」という所があります。患者さんや職員にとって癒やされる場となっています。天気が良い日に少し寄り道をして、川のせせらぎを聞きながら散歩している姿を想像しています。そして、ベンチでゆっくりしたいですね。

2020年9月17日


 

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