■「苦境を支えてくれた人たちに感謝」

副会長長田佳予子

 とうとう1年が経ちました。未知のウイルス対策に振り回されたあの頃より、今はずっと厳しい状況にあり、皆様もストレスを抱えながら日々立ち向かっていることと思います。私の住む埼玉県では変異種に感染している人も増え、職員たちも不安を抱きながら日夜奮闘しております。いつまでこんな状況が続くのか、これからのワクチン接種対応はどうしていこうか、次年度の教育研修計画をどのように組んでいこうか等々、悩みが尽きません。
 そんな中、大きな荷物が看護部に届きました。9月に結婚退職し、専業主婦になった看護師からでした。中には大量のチョコレート。大変な現場を離れて申し訳ない気持ちと、頑張っている仲間に感謝の気持ちを綴った手紙が添えられていました。皆、その気持ちと心遣いに感動し、涙する職員もいました。

思い起こせばこの1年、たくさんの支えがありました。不足のマスクを届けてくれた友人、企業からのお菓子や飲み物の提供、保育園からの感謝のメッセージ、夏には名前を名乗らずお花を送ってくださった人もいました。医療現場に注目が集まった1年でしたが、大変なのはここだけじゃなく、みんなが苦しみながら支え合った1年でもありました。感謝の気持ちを忘れず、できることを精一杯やっていこうと思います。皆さん、ありがとうございます。

2021年2月12日


 

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