■看護部ミニ総会を終えて

副会長福地 洋子

コロナ禍ではありましたが、感染予防には十分気を付け、去る6月11日、科長・主任・認定看護師・保健師・主任ケアマネジャー等35名の参加で第6回看護部ミニ総会を開催し、とても実りの多い会になりました。

今年度のテーマは昨年度に引き続き、「その人らしさを失わない 人権・尊厳を守るケア」とし、19演題の事例発表(各部署13演題、認定看護師・専門職6演題)、日本臨床倫理学会第8回年次大会演で発表した3演題、認知症認定看護師から基調講演、思い出アルバム、表彰、気づきの共有のプログラムにより実施しました。

各部署における「人権・尊厳を守るケアとは?」を考え続けながら発表を拝聴させて頂きました。いずれの部署も、昨年度より現場での事例をさらに深く振り返り、「その人らしさ」を意識し患者・利用者様にしっかり向き合い、寄り添って、それぞれの視点で深く考えて関わり、他部署・多職種を巻き込み、自部署で完結せずに、在宅や地域で活動されていることを間近で感じ、とても心温まる素晴らしいケアをされていて、とても誇らしく思いました。発表することで事例を振り返り、その人の人生を知り物語ることはもちろんですが、皆で共有することは刺激を受け参考になるだけでなく、看護の質向上に繋がっていると思っています。

基調講演は、「認知症患者に向き合って―その人らしさを失わないために―」というテーマで行い、とても分かりやすく説明され、認知症患者の理解が深まり、今後のケア・看護のあり方や看護の原点を考えさせられ、とても素晴しい講演で心に残るものとなりました。

最後の約一時間は私の担当で、思い出アルバムと称し、パートⅠは一年間の看護部の活動してきたことを参加者全員の写真を使いパワーポイントでまとめ、BG付きで流し見ていただき、自分たちの実践を振り返りました。パートⅡは皆を心和ませるコーナーで、この1年で昇格した方を面白おかしく紹介し、その後は、参加者全員に事前アンケートを取っておき、一人ひとりをクイズ形式で紹介しました。ささやかな景品もあり、皆真剣勝負?です。今年度は、自慢のワンちゃんもかけつけ、一段と華やかになり、日頃の疲れも忘れ心が和みました。このコーナーが一番楽しみといってくださる方が多く、もう、次年度の計画を思い浮かべています。

また、応援にかけつけてくださった副院長、他職種の科長からは、各部署へ胸が熱くなるような素敵な気づきやコメントを寄せて頂きました。多職種から支えられ、チーム医療に感激です。

2021年7月06日


 

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