近畿ブロック

令和3年11月13日

  • 東海地区ブロック役員 市川幸子
  • 北陸地区ブロック役員 橋本陽子
  • 近畿地区ブロック役員 元生早苗
  • 近畿地区ブロック役員 谷村美保

2021年 東海・北陸・近畿地区ブロック会員研修会報告

 令和3年11月13日(土)13時00分〜17時00分、ZOOMウェビナーにて研修会を開催しました。目的は、「看護管理者が、病院経営や組織文化に及ぼす影響を理解し、看護管理を継続的に実践することで、看護部組織をリードする人材を育成する」とし、目標を以下の2点といたしました。1、認定看護管理者としての資質向上を図る。2、時代に即した看護師の働き方を学びマネージメントに活かす。当日の参加者数は110名でした。
 研修会は、基調講演と実践報告4題で構成しました。講師の、南東北グループ人財開発部 部長 諸橋泰夫先生により「私たちが変われば未来が変わる〜看護の現在・過去・未来〜」というテーマで講演がありました。講師の先生の講演はパワフルで、ポジティブであり、とても楽しく看護管理の実践に役立つ内容でした。認定看護管理者として、未来への鍵は、①俯瞰力②経営力③突破力④人間力であるとし、これからの時代には、発想の転換が重要であり、組織内にあるものを最大限活用することの大切さや、特に、人間力を高めて、あきらめないことの大切さを熱くご教示いただき、学ぶことが多い講演でした。
 実践報告は、4つの発表があり、それぞれに、時代に即した、看護管理者ならではの創意工夫があり、バラエティーに富んだ旬な話題で、認定看護管理者として、看護管理実践に活かせる内容でとても参考になりました。実践報告の内容は下記をご参照ください。

テーマ:「始業前業務(前残業)の廃止への取り組み」

    地方独立行政法人加古川市民病院機構 理事
    加古川中央市民病院 副院長・看護部長 花岡 澄代先生

テーマ:「看護師長の内省を促す取り組み」 

    地方独立行政法人りんくう総合医療センター 看護管理室
    副看護局長 井出 由起子先生

テーマ:「専門看護チームによる看護の質マネジメントシステムの構築」

    高岡市民病院
    副院長・看護部長 米山 美智代先生

テーマ:「特定行為研修修了者の育成と活用」

    藤枝市立総合病院 
    看護部長 達家 好美先生

 今回の研修会は、コロナ禍という環境の中での開催であり、集合研修が難しいと判断し、3ブロック合同で、オンラインによる研修会として計画しました。開催までには何回も、役員同士の情報共有や意見交換も行い、実践報告者の発表を録画して本番に備えるなど、様々な工夫もいたしました。しかし、一部地域での地震と停電の発生には、慣れない私たちがオンライン研修を手掛けましたので、十分な対応ができず申し訳ありませんでした。特に、「30分前から入室できます」と予定には記載しておりましたが、研修会入室時にスムーズに入室できない方もいらしたと伺っております。研修会参加に関して、十分なサポートができなかったことにつきまして、心よりお詫び申し上げます。
 これからのアフターコロナ時代には、認定看護管理者の私たちも、ICT関係の幅広い知識を持ち、活用していく管理者でありたいと強く感じる研修会でした。

<アンケート結果概要>    回収率61%

役職についてお伺いします。
(兼務の場合は上位の役職名をチェックしてください)

役職について

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講演内容について

実践報告会についてお伺いします。

 実践報告会について

研修会は今後の職場運営に役立つと思いますか。

 研修会について  認定看護管理社会 東海・北陸・近畿地区ブロック会員研修会 役員・講師一同

東海・北陸・近畿ブロック会員研修会 2021/11/13

実践報告会 Q&A

※当日は実践報告への多くの質問がありましたが、時間の関係上、全てに答えていただくことができませんでした。下記の質問についてはホームページ上で回答を掲載させていただきます。

♢花岡先生への質問

1.Q:超過勤務時間の延長はありませんでしたか?

   A:発表資料にグラフで示しておりますが、年度別の一人あたりの平均超過勤務時間の推移は取組み開始前
    10.1時間、開始1年目10.8時間、2年目10.3時間、3年目8.8時間、現在半年で6.1時間と減少していま
    す。

2.Q:看護部以外の始業前常務の状況は?

   A:診療支援部の放射線技師特に放射線治療担当は始業前業務を7時頃に来てしている現状があるようで
    す。他、はありません。薬剤部もありません。事務職員は個人差があり、ほんの一部早く来ている職
    員もいると聞いています。いずれも業務と認めていないので、超過勤務の対象外です。

3.Q:看護部の取り組みによる他部門への波及効果は?

   A:特にないように思います。
    「変化に気づいている多職種がいるのだろうか」と、ご質問を頂き改めて考えた次第です。今後確かめ
    てみたいと思います。

♢井出先生への質問

1.Q:介入者との対面式インタビューの介入者とは誰になりますか?

   A:研究者である私自身です。私は副看護局長の立場です。

2.Q:今後は、この2つのリフレクションはどのように継続されていかれますか?

   A:管理者の中で「内省」はテーマになりつつあるように感じます。設定した取りくみ以外にも、個人的に
    経験学習シートを提出してきてフィードバックを求めるケースがありました。また今年度も経験学習リ
    フレクションを継続しています。任意スタイルで行った昨年度とは違い、今年は師長会全員を対象とし
    ています。グループを作成して、個人のリフレクションからグループのリフレクション、師長会でのリ
    フレクションと広げることを行っています。事例を取り上げて「そもそもの本質を探る」ことをイベン
    トとせずに日常的な取り組みにしたいと考えています。

♢米山先生への質問

1.Q:緊急入院率62%という状況で緊急入院をセンター化されたということですが入退院支援室の
    体制・緊急入院の対応業務を教えてください。

   A:緊急入院担当として3.5人を配置し(外来処置室兼務)、外来処置室のベッドを使用して入院時業務を
    行います。業務内容は、カルテ入力(プロファイル、リスク評価、看護計画など)、オリエンテーシ
    ョン、書類確認、点滴・採血のオーダー実施などです。入院ベッドが準備できたら、病棟まで患者を
    案内します。

2.Q:副看護師長をジェネラリストとして育成するという発想の根拠となったまたは参考にされた文献等
    があれば教えてください。

   A:今回、副看護師長を対象としたのは、①看護実践力がありロールモデルになれる、②次期看護師長と
    して看護の質を管理する視点を養うという理由からです。残念ながら、これを裏づける文献は存じてお
    りません。本来ジェネラリストはキャリア選択の一つですので、今後はジェネラリストを目指す人を
    公募しようと考えています。

3.Q:ジェネラリスト看護師としての育成計画に退院支援員としての位置づけとありましたがそれ
    までは退院支援員は誰が担っておられたのか または 個々のナースの退院支援のサポート
    になるのか?

   A:従来は退院調整員1名(地域医療部のMSWまたは看護師)でしたが、退院支援員として1名(病棟看護
    師)追加し、現在は2名体制で行っています。退院調整員は退院先や介護サービスなどの調整を行い、
    退院支援員は退院支援カンファレンスで計画されたことを個々のナースが実施できるよう支援するのが
    役割です。

♢達家先生への質問

1.Q:専門看護師・認定看護師・特定看護師の活動のつながりをもう少し詳しく教えて下さい

   A:ご質問ありがとうございます。当院では、専門看護師も特定看護師もベース認定看護師です。認定看護
    師は、それぞれ活動日を設け、領域の中でチームで活動をしています。同じ認定看護師でも、専門看護
    師のW資格者は、主に研究や倫理的視点でのラウンドを追加し活動しています。同じく、特定看護師は
    専門領域における認定看護師の活動を継続しながら、チーム医療の中で医師に代わって行為をする部
    分が多くなってきています。今後、ジェネラリストが特定看護師として誕生する予定です。この時に現
    場でのすみわけが当院でも課題になると感じています。

以上です。皆様ありがとうございました。


令和3年度「東海・北陸・近畿地区ブロック会員研修会」のご案内

 初秋の候、皆様方におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素は、本会の活動に格別のご支援とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 さて、この度、令和3年度「東海・北陸・近畿地区ブロック会員研修会」を下記のとおり開催いたします。長引くコロナ禍で、公私ともにご多忙のこととは存じますが、万障お繰り合わせの上、是非ご出席くださいますようご案内申し上げます。なお、運営の都合上本研修会は、東海・北陸・近畿ブロックの会員限定とさせて頂きますことをご了承下さい。

1.開催日時
令和3年11月13日(土)13時00分〜17時00分 (12時30分より入室可)
2.開催場所
Zoomウェビナー方式
3.研修内容
基調講演及び実践報告4題
4.プログラム
12:55 オリエンテーション
 
13:00 開会あいさつ
 
13:05 基調講演
 
  テーマ:「私たちが変われば未来が変わる 〜看護の現在・過去・未来〜」
 
  講 師:南東北グループ 医療法人社団三成会 新百合丘総合病院
               人財開発部 部長 諸橋 泰夫先生
 
15:05 休憩
 
15:20 実践報告会 実践報告4題
 
  テーマ:「始業前業務(前残業)の廃止への取り組み」
 
  講 師:地方独立行政法人加古川市民病院機構 理事
               加古川中央市民病院 副院長・看護部長 花岡 澄代先生
 
  テーマ:「看護師長の内省を促す取り組み」
 
  講 師:地方独立行政法人りんくう総合医療センター 看護管理室
               副看護局長 井出 由起子先生
 
  テーマ:「専門看護チームによる看護の質マネジメントシステムの構築」
 
  講 師:高岡市民病院
               副院長・看護部長 米山 美智代先生
 
  テーマ:「特定行為研修修了者の育成と活用」
 
  講 師:藤枝市立総合病院
               看護部長 達家 好美先生
 
  質疑応答
 
16:40 閉会あいさつ アンケート・受講証明ダウンロードについてご案内
 
17:00 終了
5.申込み方法
参加費は無料です。別途 東海・北陸・近畿ブロックの会員の皆様に送らせ
         て頂くメールからお手続にお進みください。

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