看護基礎教育に携わり認定看護管理者は奮闘中

常務理事 北原和子 (川崎市立看護短期大学)


 今年も「これまでに経験したことのないような 大雨」が観測されたとか、暴風雨が予測 される等の発表が気象庁からされています。異常気象なのか?このような気象は年々繰り 返され、当たり前の気象になるのかと心配しているのは、私だけでしょうか。

 さて、私は、4月から40数年の臨床と看護師長職になって27年の看護管理から離れ、 看護基礎教育の「看護管理」を担当する教員になりました。現任教育の講義内容と異なり、 授業の枠組みや内容を準備しながら、ふと自身の看護学生の頃、看護管理の授業を受けた だろうかと疑問が湧きました。そこで、ある文献情報を得、看護管理学の体系的な教育 の在り方が議論されたのは、1990年代後半であり、1999年の勝原氏の看護管理教育の実態 調査によると、看護系大学が84.6%であったと報告されていました。結局、現在のような 看護管理が統合分野の一科目に位置づけられたのは、平成21年度のカリキュラム改訂か らだったということが、今さらながらに解った次第です。

 現行の看護管理の考え方は、管理役職を持つ人が考え実践することではなく、看護学生 や新人看護師も含め全ての看護職者が役割に応じた看護管理があります。いくつかの授業 カテゴリーの中で「看護ケアのマネジメン」と「看護サービスのマネジメント」での学生 の反応は、「看護ケアのマネジメン」は、患者ケアを学生やスタッフ個々が考え実践するこ となので、「何だか分んな〜い」、「リーダシップとマネジメントは、難しい」と言う。後日、 テレビのゴルフ番組で、石川遼が打つ場面で、解説者が「コースマネジメントをどのよう に考えているかですね」と言いました。プロという者は、自身の取り組みに対してマネジ メントを瞬時に思考し行動するものであると再学習しました。それでも学生は、臨地実習 で体験したことや師長の「病棟における看護管理の実際」の講義と照らし合わせ、講義内 容をイメージ化する努力をしていることが解ります。

 認定看護管理者である私が、改めて基礎教育における看護管理を学び直しながら、私が 長年、経験した事例を取り入れ、学生に如何にイメージ化でき「質の高い看護を提供する」 ための看護管理に興味関心が持てる授業展開をしたいと奮闘中です。


2014年7月16日


 

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