5月の終わりから、各地の気温が35度前後となり真夏のような暑い日々、熱中症も報告され、今からこんな状況だと7・8月の暑さの厳しさを心配する今日この頃です。
各病院ではこの時期、看護管理者は4月の診療報酬改定後の対応、4月に入職した各新人の個別教育や適応問題に頭を抱え、又、来年度募集に向けて病院説明会等忙しい時期でしょう。私もこの3月まで急性期病院の看護部長として長く勤務し、その状況や大変さが痛いほど良く解ります。先日も出会ったある看護部長が「先輩たちが一生懸命指導に当っているのに新人がもう退職して・・・」との嘆きを聞きました。
ところで、先日私の地域である滋賀県看護協会が実施主体になり、県下の認定看護管理者が参加しての(仮称)看護管理者ネットワ-ク会議設置に向けた打ち合わせ会議が行われました。趣旨は、地域全体の看護の質向上につなげるために、地域の状況にあわせたケアの課題や情報共有し、マネジメント能力向上を図り県内2次医療圏域毎に看護管理者が顔のみえる関係のネットワ-クを構築するための今後の方向性を検討するためのものでした。
「治す医療」から「支える医療」へ、「病院完結型」から「地域完結型」への転換により、今、病院の看護管理者に最も必要なのは、「地域への視点」と言われています。
認定看護管理者会でも地区ブロック活動の推進のためにネットワ-クの強化が今年度の重点目標に上げられ、県内の認定看護管理者も徐々に増加し、今後更に必要とされる地域包括ケアシステム構築へのマネジメント力発揮のためと期待し、成果が出せるようにしていきたいと思います。
そして、日本看護協会機関「看護」6月号特集2:マネジメント力を発揮する“認定看護管理者”を是非お読みください。当会の杉本会長の報告も掲載されています。
益々暑さ厳しくなる時期、健康に注意して皆様の元気なパワ-でこの夏も乗り越えていきましょう!!
2014年6月4日
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