50の手習い
看護専門学校・助産師学校を卒業し臨床経験後、看護専門学校教員、その後再び臨床へ戻りたいと病院へ就職しました。転職3番目の病院から、今年度20年の永年勤続のお知らせが届きました。そろそろ、次の人生を考えるお年頃になってきたのです。
不器用な人間で、仕事にも時間がかかり多くに時間を仕事に費やしてきましたが、50歳を迎えたころから、自分のこれからのことを考えるようになりました。運動不足と健康維持で始めたのが「ホットヨガ」5年で継続できず、少し遅れて始めたのが「フラ」でした。教室に行く時間が決まっていたり、発表会があったりと強制力が働き怠け者人間の私でも続いています。
立場上、教えることや伝えることばかりでしたが全く違う環境で、新しく教わることや叱られることが新鮮で楽しくも感じました。フラのハンドモーションやステップ、ハワイ語で歌いながら踊る古典フラのカヒコなど、老化現象まっしぐらの私の頭にはなかなか入りませんが、それなりに出来た時、発表会のステージでお披露目した時は素直にうれしいものです。
この年で・・・舞台用ですが初めて「つけまつげ」を付けました。初めて「ソバージュのウィック」を付けました。初めて「フラドレス」を着ました。後で写真やDVDを見ると、自分姿の現実を思い知らされますが、自分のありのままを受け入れながら、楽しく緊張感を持って舞台に立っています。
「50歳を過ぎたら人生を自分のために生きるべし」の教えをどこかで耳にし、50の手習い?で始めたフラですが、定年後の準備になる予感です。
フラの魅力
HULA(フラ)は、ハワイ語で踊りです。フラは、文字がない古代ハワイでのコミュニケーションや伝達の手段として独自の手話と踊りで表現したものが原形と言われています。フラの教室や発表会には、3歳から80歳までの人が集い、ゆったりとした音楽で動きもスローなのでフリも覚えやすくお年寄りから・妊婦・子供まで誰にでも気軽に楽しめます。
適度に体を動かすことは、没頭することでいやなことも忘れることができます。また、どんな踊りでも笑顔が求められます。踊っている人が楽しくなければ、周りの人も楽しい気分にはなれません。笑いにストレスを解消する効果があると言われています。嫌なことがあっても無理をしてでも笑顔をつくって踊ることで自然とストレス解消に繋がります。心地よい音楽をバックに、自分が表現したいことを脳で理解しながら手を動かしステップを踏むと、脳も体も活性化してきます。年齢にとらわれず、花を飾り南国風のドレスを身につけることで適度な緊張感とリラックス効果があります。
継続は力なり
結果はさて置き、このようなフラの魅力を信じて続けています。みなさんも何か、始めてみませんか? そして、竹内まりやの「人生の扉」より 「But I feel it’s nice to be 50」
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