この度、北海道ブロックを担当させていただくことになりました。近藤ときえです。
よろしくお願いします。
今回、「つぶやき」への投稿の機会をいただきましたが、趣味もない私が何をつぶやくのか迷い悩み、結局のところ「定年を迎える自分」につぶやいてみたいと思います。
今までの人生を振り返ると高校2年生の時、一冊の本に出会い看護の道に進みました。透析患者さんの水分制限の辛さやがん患者さんの疼痛・将来への不安を目の当たりして、患者さんの闘病生活とそれを支えるご家族から多くのことを学ばせていただきました。
就職して7年目、仕事と子育てに奮闘していた頃のことです。入院してきた患者さんのストーマ周辺の糜爛をみた時に「軟膏を処方してもらいましょう」と言った私に、先輩から「看護で出来ることはないのか」と問われたことがあります。ケアを後回しにしていた自分が恥ずかしく仕事への姿勢を振り返った瞬間でした。看護の原点に立ち戻る機会となったこの一言は、今でも忘れることができません。
そして、39歳で管理の道に進むことになった時、看護大学生と関わり自らも学ぶことを欲し夜間大学に通い、認定看護管理者養成研修では多くの仲間と出会い「看護管理者の育成こそがこれからの課題」と確信しました。看護部長に就任した時には「経営も分からないのに部長か」の一言をきっかけに大学院で経営学を学ぼうと決めるなど、いつも誰かが進むきっかけをくれたそんな職業人生でした。
これからも誰かと関わり、その中で自分の人生を作り上げていくのだろうと思っていますが、5回目の酉年の今年は、私にとって大きな節目となる年です。38年間の締めくくりは風見鶏のように社会の風を感じながら将来を見据え、多くの方に感謝し次の世代に繋げていきたいと思っています。