■キラキラの学生

東海・北陸地区ブロック 植村真美

 今年の夏はまさに「酷暑」でした。埼玉県熊谷市では最高気温が41.1度という観測史上最高気温が記録され、東海地方でも40度超える日がありました。8月半ばになりましたが、まだまだ暑さ対策に留意していきたいと思います。

 先日、医学生と看護学生を対象とした「サージカル・ハンズオン・セミナー」を自院で開催しました。皮膚縫合や豚の肝臓や胆嚢を用いた内視鏡手術を体験してもらいました。また、実際の手術台に横たわり、特殊体位などの体験もしてもらいました。学校も目指す職業も違う学生さんたちでしたが、真剣な眼差しやキラキラとした表情で取り組んでいました。

 「縫合って難しいですね」「内視鏡って遠近感がわからなくなる」など、看護学生さんが口々に言っていました。臨床現場では「チーム医療が重要」ということは常識となっています。しかし、時に相手のことをよく理解せず、批判をすることもありがちなことです。一緒に医療を提供する仲間の仕事をしっかり理解し、また慮ることで、患者さんにとって最良の医療・看護が提供できるということを、きっと参加した学生さんたちは何となくでも感じ取ってくれたと思います。日頃、色々と文句を言いがちな自分を反省しつつ、若い学生さんの未来が頼もしく思いました。


 

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