認定看護管理者会役員のつぶやき

関東・甲信越ブロック役員 崎田一美

毎日の積み重ね「奇跡」がおきた

 「認定看護管理者のつぶやき」への投稿は3回目です。1回目は7年間務めた病院を退職した時、2回目は新しく勤めている病院の報告でした。そして今回は「奇跡」の報告です。つぶやき1回目の退職した病院の前に約18年間勤め看護師長をしていた市立病院が廃業しました。その跡地に現在勤めている法人が新たに病院を新築し医業を始めました。それが9年前の出来事です。
 私は2014年4月から2023年4月までの9年間で認定看護管理者を取得し、更新しました。看護部長の職位で適時調査・病院機能評価を経験しました。おかげ様で多方面から委員会へのお誘いを受け委員もさせていただいています。その1つが認定看護管理者会 関東・甲信越ブロック役員です。看護部長職に約9年「看護部長あるある」を幾度となく経験しました。理不尽な思いをしたこともあります。社会・組織の中で「弱者救済」と言われていますが「実は役職者が弱者だ」と何度も思いました。その度に沢山の本を読み「人間学」を学習しました。色んな困難にも「誠実さを忘れず」「謙虚にして驕らず、さらに努力」「笑顔」「挨拶」を徹底してきました。
 そして9年が経ったある日、法人の看護局長から「崎田さん、人事異動です」と電話がきました。なんと9年前に「もうこの地域で働くことはないだろう」と思っていた場所にある病院への異動でした。着任挨拶で「9年間修業をして戻ってきました。とても嬉しいです。精一杯頑張ります」と言いました。
 「お天道さまはみている」と良く聞きますが「毎日毎日 何事にも誠実に一生懸命取り組む事の大切さ」を実感しました。これからも感謝の気持ちを持ち、さらに努力を重ね「患者の皆さん」「病院職員の皆さん」「地域の皆さん」にとって「何がいいのか」「10年先を見据え」認定看護管理者として誇りを持ち看護管理をしていきたいと思います。
 今「私が一番つぶやきたい事」……それは「私を支え導いてくださる皆さんに『ありがとうございます』」です。

2023年6月1日