2022年重点目標の総括と2023年重点目標
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2022年重点目標の総括
重点目標
認定看護管理者として社会情勢にあわせた活動を推進する
- 1)地域連携を強化する
- 地区ブロックにおいてWeb会議を行い、研修や懇談会を開催した。一部ではLINEを活用し、グループによる会員間の情報共有など、積極的に連携強化を図った。
- 2)看護職が働き続けられる勤務環境改善に取り組む
- 第26回日本看護管理学会学術集会インフォメーション・エクスチェンジで『セカンドキャリアに活かす看護管理者の働き方―認定看護管理者として働き続ける選択―』を企画した。役職のある看護師のセカンドキャリアを同施設内で継続するためには、本人だけでなく周囲の意識変革の必要性、年齢を重ねてからの新たな環境はチャレンジングであるが、柔軟な思考で、看護に携われることの価値を考える機会になった。
2021年12月に実施した認定看護管理者対象の病院または施設勤務の処遇についてのアンケート結果をもとに、第53回(2022年度)日本看護学会学術集会(札幌)公募企画で『病院看護管理者の処遇(賃金)の現状から見えることー認定看護管理者会による「看護管理者処遇アンケート」の結果からー』をテーマに日本看護協会事業局長を講師に意見交換を行った。医療職棒給表三表の見直しが人事院から発表されたタイミングであり、今後の動向に注視していく必要を感じた。スペシャリストへの報酬も検討事項であり、同時に認定看護管理者としての成果が診療報酬に関与できるよう成果を見せていくことが今後の課題となる。 - 3)都道府県の認定看護管理者の会との連携を図り、活動を活性化する
- 各都道府県の認定看護管理者教育課程の講師や支援者として参加し、会の広報や入会案内を実施した。また各都道府県看護協会ホームページ内に地区ブロック研修会開催をアピールするとともに、既存の各府県の認定看護者会の活動に参加した。
活動計画
1.地区ブロック活動でオンラインを活用した取り組みを強化する
2年以上続くコロナ禍で、多くの研修や意見交換会が影響を受けてきた。その中、開催可能な活動方法を取り入れ可能な限り実施した。5~6月にはブロック役員を対象にZoom・Googleフォームトレーニング研修会を2回にわけ開催し78名が参加、全会員対象に、同様の動画配信を行い、活動推進に役立てた。
2.認定看護管理者の成果を研究プロジェクトで表すと共に看護管理のあり方で差別化を図る
当会研究プロジェクトチームでは、第26回日本看護管理学会学術集会一般演題で『認定看護管理者の病院における看護管理実践の実態―認定更新審査時の看護管理実践報告書の内容分析―』を口演し、職位が高いほど職位による役割責任と認定看護管理者としての成果の区別が難しいこと、更新を重ねることの意義を報告した。
また、同チームは、インフォメーション・エクスチェンジで『認定看護管理者であるということー資格認定を受け活動し続ける意義―』を企画した。ディスカッションでは、「認定看護管理者ならではの看護管理実践とは」「認定看護管理者であることの意味」について検討した。認定看護管理者は、そのネットワークやアドバイスに支えられ、刺激しあい、現場がよくなることをし続けたい思いがある。更新し続けて活動し続けることで経験値が広がっていく。積み重ねることの大切さを考えた意見交換会となった。
次年度への課題
- Web機能の活用において、総会や各地区ブロック研修会や懇談会等が開催・参加しやすくなった。この機会を通して会員間の情報や管理実践の内容の共有化を更に深めていく必要がある。
- 認定看護管理者の成果を研究プロジェクトチームによりエビデンスとして検討する中、実践している看護管理を報告共有しつつ差別化を勧めていく。また、次世代の看護管理者育成のあり方につなげていきたい。
2023年 重点目標
2023年 重点目標
1.働き続けられる職場環境改善を推進する
- 1)看護職の処遇改善状況を把握し、情報提供する
- 2)セカンドキャリアを含めた看護管理者のキャリアデザイン策定を支援する
2.認定看護管理者の活動を可視化し差別化を図る
- 1)研究プロジェクト活動において認定看護管理者の活動を明らかにする
- 2)診療報酬改定に向けて認定看護管理者配置による効果を検討する
3.地区ブロック活動の活性化を図り、認定看護管理者の連携を強化する
- 1)都道府県の認定看護管理者の会と連携し、看護管理の課題を共有する
- 2)地域における次世代の看護管理者育成を支援する