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令和5年 第2回 認定看護管理者会 九州・沖縄ブロック研修会(開催案内)
令和5年6月吉日
認定看護管理者会
九州・沖縄地区ブロック会員 各位
九州・沖縄地区ブロック役員
樋口靖子・藤満幸子
皆様方には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
今年は、2回の地区ブロック研修会を予定していますが、このたびは、第2回の研修会を下記のとおり実施いたしますので、ご多用中とは存じますが、皆様の参加をお持ちしています。
記
- 目的
- 看護管理者が病院経営や組織文化に及ぼす影響を理解し、看護管理を継続的に実践することで、看護部組織をリードする人材を育成する。
- 日時
- 令和5年10月7日(土曜日)10:00~13:00
- 場所
- ZOOM
- プログラム
-
10:00~ オリエンテーション 主催者あいさつ 10:10~11:40 講 演 看護管理者に求められる倫理的資質とは何か?
~中間で立ち止まり、選択を意識し、物語を共に紡ぐ~
講 師 琉球大学病院琉球大学病院 地域・国際医療部
特命助教(臨床倫理士) 金城 隆展 氏11:50~12:50 グループディスカッション 13:00 終 了 - 参加費
- 無 料
- 申し込み方法
- 下記のURLよりお申込みください。
https://forms.office.com/r/UPBRxBL04v
後日、参加される方に参加案内(URL)をメールでいたします。
参加申し込み後に欠席される場合は、藤満の方までお願いします。 - 申し込み締め切り
- 9月29日(金)
定員になり次第締め切らせていただきます。 - 問合せ先
- 藤満 幸子
〒849-8501
佐賀県佐賀市鍋島5丁目1-1 佐賀大学医学部附属病院
TEL0952―31-6511(代) Eメール:fuzimits@cc.saga-u.ac.jp
*今回の研修の案内は、ZOOM回線の制限(100回線)上、認定看護管理者会の会員のみに案内しています。
なお、ZOOM 視聴環境は各自で設定のほどお願いします。
以 上
令和5年 第2回 認定看護管理者会 九州・沖縄ブロック研修会 報告
第2回目の研修会では、会員の要望が多かった「倫理」についての講演をいただいた。
倫理の考え方や看護管理者に求められる資質について具体的に学ぶことができ、また映画のワンシーンから学ぶ講義形式であっという間の100分で大好評でした。交流会では、21名の参加があり、5名前後によるグループディスカッションを50分程度行い有意義な時間を過ごせたとの意見が多くありました。以下に研修の概要とアンケート結果を報告します。
- 目的
- 看護管理者が病院経営や組織文化に及ぼす影響を理解し、看護管理を継続的に実践することで、看護部組織をリードする人材を育成する。
- 日時
- 令和5年10月7日(土曜日)10:00~13:00
- 方法
- ZOOM
- 内容
- 講演1題 交流会
【講演】
- テーマ
- 看護管理者に求められる倫理的資質とは何か?
~中間で立ち止まり、選択を意識し、物語を共に紡ぐ~ - 講 師
- 琉球大学病院琉球大学病院 地域・国際医療部
特命助教(臨床倫理士) 金城 隆展 氏
【交流会】
- 4グループに分かれてグループディスカッション
- 受講者数
- 講演 35名 交流会 21名
- アンケート結果
- 回答者31名(88.6%)
【講演についてのコメント】
- 倫理が二項対立ではないということを、とても分かりやすく示していただいた。立ち止まり、スタッフとともに考え、選択するということが大切だと学ぶことができた。
- 何度学習を重ねても倫理は難しいという固定観念があります。もやもやするために、悩むために倫理を学ぶ、悩むことに自信を持とうという先生の言葉と折に触れて最初に立ち帰ることが大事だということを再認識した。
- 金城先生の倫理楽しみでした。正しい中間を探求し続ける中庸の資質が看護管理者に求められることを学ぶことができてよかった。
- 看護管理者の求められる倫理的資質について、考える時間を持つことができ色々な問や、選択についても深く追及することができた。困難な問題に直面した時、答えはあなたが向き合う人とあなたが一緒に紡ぐものがたりの中にある!印象深く残っている。
- 難しい倫理への対応についてとても分かりやすく、日常の生活で体験するような事柄を使い説明頂き、腑に落ちました。改めて医療の本質について考えさせられた。
- 倫理とは立ち止まって悩む姿勢とあり、それを忘れず、取り組んでいきたい。日々を振り返る機会になりましたし、実践に役立てられる内容でした。
- 難しい倫理を様々な動画や場面を交えてあり非常にわかりやすく、話にどんどん引き込まれていった。何度でも聞きたい講演だった。
- 看護師教育として一番重要な項目である。効率化の業務改善やマネジメント研修は多くあるが、日々の業務に流されそうなジレンマ・倫理についてあまりないためとても参考になった。自身が向き合い、利用者・家族、スタッフと想いを声にして話し合っていきたい。
- 改めて振り返っても難しすぎて、なかなか理解できないのが正直な感想です。倫理研修は集合、部署毎と実施していますが、今回の研修を受講して看護管理者として常に現場で看護を行っている職員へ、患者さんが自分らしく選択の環境を選べる支援を提供できるような体制構築が必要だと考えさせられた。
【交流会のコメント】
- 臨床側と学校側の思いを共有することができ、今後の人材育成に活かせる内容であった。
- 同じ問題を共有できヒントを頂いた。人材確保など自施設の問題にとどまらず、医療のみならず社会問題としてとらえてほしいもの。切実な問題です。
- 「辞めていく看護師も自分で選択した結果であるので応援してあげたい」、「地域の管理者や中間管理職に向けた研修会を実施しよう」など前向きで楽しい交流会になった。
- 事業所の規模は異なっても管理者として苦しんでいるのは皆さん同じ、言葉に表すことでヒントを得ることができた。
- 超高齢者が入院することが多く、回復期対象患者であっても意思確認するとリハビリ拒否、食事拒否、点滴拒否という事例があり、どの時点でACPをするべきか課題があった
- 他施設の看護職と倫理や人材育成など管理課題について意見交換できた
- 県別であったので、身近な課題を色々話せてよかったと思う。時間が短かった。
- 倫理検討会について、他の施設の方法が聞けて問題解決できた。
- 県ごとで少人数で今回は話しやすかった。テーマによっては、立場により同じ内容の意見交換は難しいと感じた。
- 同じような悩みを話し合うことで、管理者として自分だけが抱えている問題ではないと共有できた。
文責:九州・沖縄ブロック役員
樋口・藤満
令和5年 第1回 認定看護管理者会 九州・沖縄ブロック研修会(開催案内)
令和5年6月吉日
認定看護管理者会
九州・沖縄地区ブロック会員 各位
九州・沖縄地区ブロック役員
樋口靖子・藤満幸子
皆様方には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
今年は、2回の地区ブロック研修会を予定していますが、このたびは、第1回の研修会を下記のとおり実施いたしますので、ご多用中とは存じますが、皆様の参加をお持ちしています。
記
- 目的
- 看護管理者が病院経営や組織文化に及ぼす影響を理解し、看護管理を継続的に実践することで、看護部組織をリードする人材を育成する。
- 日時
- 令和5年9月10日(日曜日)13:00~16:00
- 場所
- ZOOM
- プログラム
-
13:00~ オリエンテーション 主催者あいさつ 13:10~14:40 講 演 看護管理者が組織改善のためにコッターの
変革理論を理解して部下育成に活かす
講 師 日本赤十字九州国際看護大学
教授 倉岡有美子 様14:50~15:20 実践報告①
大分県 大分大学医学部附属病院 富永 志津代 様
テーマ 部署を超えたコラボレーションマネジメントへの挑戦
~看護管理者の協働を促す場づくり~15:20~15:50 実践報告②
沖縄県 独立行政法人国立病院機構 沖縄病院
看護部長 末松 厚子 様
テーマ その人らしさを支える看護の組織改革
~倫理カンファレンス導入とスタッフ教育~16:00 終 了 - 参加費
- 無 料
- 申し込み方法
- 下記のURLよりお申込みください。
https://forms.office.com/r/L1vGE2gc8q
後日、参加される方に参加案内(URL)をメールでいたします。
参加申し込み後に欠席される場合は、藤満の方までお願いします。 - 申し込み締め切り
- 8月31日(木)
定員になり次第締め切らせていただきます。 - 問合せ先
- 藤満 幸子
〒849-8501
佐賀県佐賀市鍋島5丁目1-1 佐賀大学医学部附属病院
TEL0952―31-6511(代) Eメール:fuzimits@cc.saga-u.ac.jp
*今回の研修の案内は、ZOOM回線の制限(100回線)上、認定看護管理者会の会員のみに案内しています。
なお、ZOOM 視聴環境は各自で設定のほどお願いします。
以 上
令和5年 第1回 認定看護管理者会 九州・沖縄ブロック研修会 報告
次世代の看護管理者を育成する目的で、看護管理実践の考え方やまとめ方などに役に立てる内容として、「組織改善のためにコッターの変革理論を理解して部下育成に活かす」をテーマとした講演会を開催しました。また、看護管理者育成や職場風土の醸成にむけた看護管理実践報告がありました。以下に研修の概要とアンケート結果を報告します。
- 目的
- 看護管理者が病院経営や組織文化に及ぼす影響を理解し、看護管理を継続的に実践することで、看護部組織をリードする人材を育成する。
- 日時
- 令和5年9月10日(日曜日)13:00~16:00
- 方法
- ZOOM
- 内容
- 講演1題 管理実践報告2題
【講演】
- テーマ
- 看護管理者が組織改善のためにコッターの変革理論を理解して部下育成に活かす
- 講 師
- 日本赤十字九州国際看護大学 教授 倉岡有美子 様
【実践報告】
- テーマ
- 部署を超えたコラボレーションマネジメントへの挑戦
~看護管理者の協働を促す場づくり~ - 演 者
- 大分県 大分大学医学部附属病院 看護部長 冨永 志津代 様
- テーマ
- その人らしさを支える看護の組織改革
~倫理カンファレンス導入とスタッフ教育~ - 演 者
- 沖縄県 独立行政法人国立病院機構 沖縄病院 看護部長 末松 厚子 様
- 受講者数
- 九州・沖縄ブロック会員・非会員 86名(+同時視聴者数47名)
- アンケート結果
- 回答者67名(回収率:77.9%)
【講演の主なコメント】
- 講演では、コッター理論の説明とともに、事例をもとに展開までを丁寧に伝授していただき、自己のリフレクションに繋がった。 (0段階と言われる問題の焦点化の不足に気づかされた)
- 問題解決法として、コッターの8段階プロセスが良く使われ、自分自身も倉岡先生の本を参考にしていたので理解が深まった。 今後、スタッフや看護師長への講義にも活用していきたい。
- コッターの変革理論は、今後業務改善を行なうため順序に沿ってイメージができた。自施設の状況を記載しながら受けたため、効果的であった。
- 講演内容がタームリーな内容であった。外部環境が激動する中、組織の変革の必要性を感じるが、コロナ禍により看護職も疲弊している。 成功を導く変革が必要で、0段階の問題の証拠集め「本当に変革すべき問題なのか?」から始めることがポイントになると感じた。
【看護管理実践報告の主なコメント】
- トップマネージャーとして、信念を持ちビジョンを描きながら具現化していくリーダーシップについて、多くの学びがあった。
- 看護部運営のなかでも、次世代の看護管理者の育成は課題であり、とくに現看護師長や副看護師長へどのようなしかけをつくるかといったところで、とても参考になった。
- 実践報告では、トップマネージャーのリーダーシップ、実践したい看護や看護管理について自らが考え、人を巻き込みながら実践していくことの大切さを学んだ。 また、勇気づけられた。
- 富永氏の報告は、看護管理者の対話の重要性を再認識することができた。また、自分自身の管理者育成の視点が不足していたのと形骸化に対し、 報告や意味付けを再確認、方法をブラッシュアップする必要性を学ぶことができた。
- 末松氏の報告は、現場での看護倫理教育について、多くの示唆を得ることができた。今回その人らしさを支える支援内容でJonsen4分割を活用した看護展開、 カンファレンスにより看護倫理行動と実践力が向上した。などの発表を聞き自分自身学ぶことが多かった。
【研修会全体に対してのコメント】
- リーダーシップとマネジメントの理解と活用が大変イメージできた。認定看護管理者として、組織を変革するにあたり、ビジョンを明確にすることと、 粘り強く繰り返し伝えていく事の大切さを学んだ。
- WEB開催で参加しやすかった。8名
- 認定看護管理者会の取組みを知る、良い機会となった。
文責:九州・沖縄ブロック役員
樋口・藤満