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令和4年第1回認定看護管理者会(九州・沖縄地区ブロック)研修会のご案内
令和4年9月吉日
認定看護管理者会
九州・沖縄地区ブロック会員 各位
九州・沖縄地区ブロック役員
樋口靖子・藤満幸子
皆様方には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
今年度もコロナ禍の状況をふまえ、地区ブロックでのWEB研修会の開催を実施いたします。ご多用中とは存じますが、皆様の参加をお持ちしています。
記
- 目的
- 看護管理者が病院経営や組織文化に及ぼす影響を理解し、看護管理を継続的に実践することで、看護部組織をリードする人材を育成する。
- 日時
- 令和4年11月20日(日曜日)9:00~12:30
- 場所
- ZOOM
- プログラム
-
9:00~ 9:10 オリエンテーション 主催者挨拶 9:10~10:10 認定看護管理者実践報告2題
長崎県:株式会社こぴっと訪問看護ステーション美輪
代表取締役 松尾 洋子 様
大分県:臼杵市医師会立コスモス病院
看護部長 安東 直美 様10:15~11:45 講 演 災害看護における看護管理者の役割
講 師 赤十字九州国際看護大学
地域連携教育センター 国際看護実践研究センター
教授 伊藤 明子 先生11:50~12:30 交流会 グループディスカッション(おしゃべりの会) 12:30 終 了 - 参加費
- 無 料
- 申し込み方法
- 別紙FAXでお申し込みください。
後日、参加される方に参加案内(URL)をメールでいたします。
参加申し込み後に欠席される場合は、藤満の方までお願いします。 - 申し込み締め切り
- 10月31日(月)
- 問合せ先
- 藤満 幸子
〒849-8501
佐賀県佐賀市鍋島5丁目1-1 佐賀大学医学部附属病院
TEL0952―31-6511(代) Eメール:fuzimits@cc.saga-u.ac.jp
*今回の研修の案内は、ZOOM回線の制限(100回線)上、認定看護管理者会の会員のみに案内しています。
なお、ZOOM 視聴環境は各自で設定のほどお願いします。
以 上
2022年第1回認定看護管理者会九州・沖縄ブロック研修会 報告
- 目 的
- 看護管理者が病院経営や組織文化に及ぼす影響を理解し、看護管理を継続的に実践することで、看護部組織をリードする人材を育成する。
- 日 時
- 令和4年11月20日(日曜日)9:00~12:40
- 場 所
- ZOOM
- プログラム
-
9:00~ 9:20 オリエンテーション 主催者挨拶 9:20~10:20 認定看護管理者実践報告2題
長崎県:株式会社こぴっと訪問看護ステーション美輪
代表取締役 松尾 洋子 様
テーマ:新設訪問看護ステーションの健全な運営への取り組み
福岡県:福岡大学筑紫病院 看護師長 和田 加代 様
テーマ:救急外来における帰宅時支援で患者の生活を支える10:20~11:55 講 演 災害看護における看護管理者の役割
講 師 日本赤十字九州国際看護大学
地域連携教育センター 国際看護実践研究センター
教授 伊藤 明子 先生12:00~12:40 交流会 グループディスカッション 12:40 終 了 - 参加者
- 30名 交流会参加:20名
看護管理実践報告では、訪問看護ステーションと急性期病院の救急外来からの取り組みの報告がありました。地域・病院双方の立場からの発表は、地域包括ケアシステムの中での看護の役割と実践について再認識するとともに、看護管理者の積極的な取り組みがとても刺激になる発表でした。
講演は、2017年にフローレンス・ナイチンゲール記章 を受賞された伊藤明子先生にご講演いただきました。伊藤先生は、豊富な国際活動の経験を生かし、東日本大震災や熊本地震の国内災害においても、昼夜問わず負傷者を受け入れた被災医療施設を病院支援コーディネーターとして支えられ、経験の中からのお話や写真は臨場感あふれる内容でした。災害看護の基本から看護管理者の役割について、丁寧にお話しいただき、改めて自施設の災害マニュアル等の見直しや教育についての必要性を認識できました。
交流会は、5人の4グループで、フリーディスカッションを行い、課題を共有しあい、管理実践の工夫や知恵を得る機会となる意見が多くありました。
研修後のアンケート結果(24名が回答)では、概ね好評でした。WEB開催は2年目でしたが、通信環境が一部悪く10分程度のロスがあり課題とはなりましたが、最後まで終了することができ、参加者の皆様に感謝申し上げます。
文責:ブロック役員 藤満
2022年第1回認定看護管理者会九州・沖縄ブロック研修会アンケート結果(回答数24)
*交流会は20名回答
【管理実践報告についての感想】
- 地域包括ケアシステムの中での、病院と在宅で取り組むための体制整備が必要と考えた。
- 松尾様の報告は、訪問看護ステーションの立ち上げから人材育成、人材確保、収益確保、ワークシフトの方法など具体的な内容でとても参考となった。
- 和田様の報告は、救急外来での帰宅支援を高齢者で老老介護・独居・認知症者など課題がある中で対応に苦慮している状況が当院と同様と感じた。急性期病院での在宅支援としての記録の工夫(帰宅時支援アセスメントや帰宅時支援のチェックシートなど)活用できるが参考となった。
- それぞれの施設の特徴に沿って、前向きに問題を解決することで、結果を残していることが素晴らしい。勇気を頂くし、自分も頑張らなければと現場で新たな取り組みをしたいと思った。
【講演についての感想 等】
- 改めて災害時の看護管理者として、日頃からいかに備えておくべきかスタッフ教育やBCP策定や訓練の必要性を強く感じた。また、被災者の現状や様々なリスクや医療救護の難しさなど考えさせられることが多く、看護管理者として学びと今後の取り組む姿勢についても参考になった。
- 災害看護についての知識の不足を再認識させられた。自施設のマニュアルを見直す機会となった。
- 感動した。災害というシステムもとても重要で知識不測の私は学ぶことがいっぱいだった。 ただ、そのシステムも一人一人の「人」の命をさせる生活を支えるためのものだと強く思った。 災害の中でも日常生活援助の重要性もとても感じ、看護管理者次第で変わると言われた言葉も刺さった。 管理者として、背中を押されたので頑張ろうと思えた。
【交流会(グループディスカッション)についての感想 等】
- リーダー育成や次世代育成、配置人員の考え方、他院の災害対策の方法等、変化の激しい今日のトップリーダーの在り方など、コロナ禍での看護管理者の工夫など、意見交換や今後の参考になる内容であった。
- 時間が少し足りなかった。
【今回の研修会についてのご意見】
- 実践報告、講演内容も大変参考になった。また、グループディスカッションも良い刺激になり内省や今後の取り組みにつなげることができるので有意義な時間となった。
【今後の研修会についてのご意見】
- 今回のように看護管理者が心身共に健康で働き続けるエネルギーが頂ける研修会を希望。
- 看護教育からの視点で人材育成、倉岡先生のコッターの変革理論、ダイバーシティ、コロナ禍での職員のメンタルヘルス等の希望があった。
- 開催方法はWEB開催の希望が多く、内容的に講演、実践報告、交流会のスタイルを望んでいた。他に開催月などの要望があった。