認定看護管理者会役員のつぶやき

常務理事 南谷志野

認定看護管理者の、認定看護管理者による、認定看護管理者のための研究

 認定看護管理者会では、認定看護管理者の活動を可視化する目的で2020年10月から研究プロジェクトを立ち上げ、委嘱された会員が研究に取り組んできた。その立ち上げ当初からのメンバーとして研究活動をしてきた立場から、これまでの活動を振り返ろうと思う。

 まずは、研究プロジェクトチームメンバーの多様性。
下は30代・上はウン十代。看護部長だけでなく、訪問看護事業に携わる者や大学教員、はたまた「若い先輩ヘルパーに仕事を教えてもらってるの」と嬉しそうに話しながらセカンドキャリアを介護職員として奮闘している元看護部長。
こんな「おもしろい」研究チームメンバーを選抜した、当時の理事会の目利きはすごいと思う。この出会いに感謝しかない。

 次に、コロナ禍真っただ中の研究活動。
「北は神奈川・南は山口」といった各地から集まった研究チームメンバーのミーティングは、コロナ禍で思いがけず普及したZoom。ワイワイガヤガヤと忌憚ないディスカッションを繰り広げてきたメンバーとの「初顔合わせ」は、研究プロジェクト発足から2年経った2022年8月。研究プロジェクトとして最初の研究である「認定看護管理者の病院における看護管理実践の実態~認定更新審査時の看護管理実践報告書の内容分析~」の学会発表を行った福岡でのことだった。
研究活動も翻弄させられたコロナ禍だった・・・(しみじみ)。

 さて、研究活動の近況はというと、研究プロジェクトとして2つ目の研究となる「認定看護管理者である看護師長の資格認定を受けたことによる影響に対する認識」が、この度、第28回日本看護管理学会学術集会(愛知)で口演発表することが決定!! 是非会場にお越しいただき、応援していただければありがたいです。

セッション名:OS-17 「教育・キャリア開発 8」
日 時:2024年8月23日(金)14:40~15:40
会 場:第11会場(名古屋国際会議場 会議室224)

『認定看護管理者の、認定看護管理者による、認定看護管理者のための研究』に取り組む・・・これはひとえに、会員の皆さまのご支援・ご協力あってこそ。
この場をお借りして感謝申し上げます。

2024年06月21日