日本認定看護管理者会役員のつぶやき

常務理事 谷口 孝江

優秀なAIと。。。

最近、AI(人工知能)のお世話になることが多くなってきた。長い文章を読む時間はないけれど、内容は知っておきたいときに「この文章を600字程度に要約して」とか、調べ物をしながら「〇〇先生の著書を列記して」などなど。きっと現代の学生たちのほうが、もっと上手く使いこなすのだろうけれど、AIと仲良くなると、どんどん興味が湧いてくる。単語をいくつか並べて「これで物語を作って」というお願いにも応えてくれる。できあがった物語に、また注文をつけていくと内容も深まってくる。AIと組めば、私が小説家になるのも夢ではないかもしれない。

しかし一方で、気になるニュースを目にした。AIは、もはや道具ではなく、自ら学習し成長し、ときには『人間に従ってるフリ』をして、人をだます事例が増えてきているらしい。軍事に活用されるようになると、そのようなプログラムを学習するのだろうか。まるで映画「ターミネーター」だ。情報の量、処理のスピード、論理性では、きっと人は人工知能にかなわないだろうけれど、AIに支配される日が来るとは考えたくない。

6月25日から将棋の竜王戦が始まることが、新聞に載っている。そういえば藤井聡太竜王・名人は、AIを積極的に活用して研究をしつつ、実際にはAIにはさせない手で攻めることでも有名だ。すごいっ!! 人類皆がその域までは到達でいないが、言葉で通じ合うことはできる。たとえ合理的ではなくても、効率が悪くても、そしてAIの判断とは違っていても、人の感性や信頼で導かれた結果が、愛や平和につながることは少なくないのかもしれない。

2025年7月1日