日本認定看護管理者会役員のつぶやき
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関東・甲信越ブロック役員 南里佳代子
微笑み返し~ホスピタリティマインド~
AIの進化は日進月歩。医療の現場も便利で効率的なことが増えたけれど、何かが足りないと感じる今日この頃。。。それは、ホスピタリティ?!
そこで、毎朝、看護部3人娘(自称:当院のキャンディーズ)が病院の正面玄関に立ち“微笑み返し”ならぬ元気な笑顔の「ご挨拶」で患者さんのお出迎えをしています。朝一番たったの20分間ですが、「おはようございます!お困りごとはないですか?」と患者さんにお声かけしています。気持ちよいあたたかい対応で「安心して診療を受けていただきたい!」その一心です。そこに立ってから何にお困りなのか、動線やシステムの事など様々なことに気づき、改善につなげています。何より、患者さんの「おはよう!」の笑顔と、何気ない会話から私たちがパワーをいただいていることを改めて実感しています。
その他、午前中は外来診療受付、外来のバックヤード、午後は全部署への「笑顔で声掛け」ラウンドを心がけ、隙間時間をつくってとにかく現場に向います。コミュニケーションは質より量!当初、薄かったスタッフの反応も、最近では自主的に笑顔で挨拶をしてくれ、待っていてくれるうれしい変化が。基本的なことですが、このような気持ち良いやり取りが伝播し、患者さんの診療や看護につながると信じています。
AI時代の今、かえってクローズアップされているのがホスピタリティマインドです。
看護管理者として、この当たり前の日常を大切に、心を込めて患者さん、職員、自分自身とも関わっていきたいと思う今日この頃です。
2025年9月24日